出版社内容情報
激動の今,求められているのは確かな道しるべである.宇宙の誕生から現代にいたるまで,その成功と失敗の歴史から何を読みとり,何を継承していくか,21世紀に向けて人間はどう生きていくべきか,現代の課題を問う.
内容説明
近代市民革命をへて形成された「人権」は、実は男性だけの権利だった。女性の権利が排除され続けてきたのはなぜか?人権史の欠落部分を補完し、新しい時代をになう男女の課題を展望する刺激的な一冊。
目次
第1部 「人権」の確立と女性の権利―「三つのなぜ」をめぐって(近代以前の女性の権利;近代市民革命における「人権」の確立と女性の排除;近代的人権の定着と女性の権利の獲得;日本における人権と女性の権利の展開)
第2部 現代における女性の権利の確立と展開(国際連合と男女平等;機能平等論を超えて;法律上の平等から事実上の平等へ―平等権を社会権として;経済開発と女性―オルターナティブな開発のモデルを求めて;戦後の民主改革;女性の人権の確立をめざとた裁判の歴史;国際婦人年をきっかけとして;これからの展望)