出版社内容情報
《内容》 子宮内膜症は,類腫瘍性の特異な疾患で,生殖年齢女性の約1割に存在するとされています.不妊症との関連で近年非常に注目を集めていますが,病因については諸説があり,いまだ定見は得られていません.本巻は,精力的に進められている子宮内膜症の病態解明の現状,および著しい進歩をとげた診断・治療法などを,日常診療に即してわかりやすく解説しました.また,かつて内性子宮内膜症と称されていた子宮腺筋症についても,その基礎から臨床に至る最新知見を収載しています. 《目次》 ■子宮内膜症1.定義,概念 2.病態 A.発生機序 B.病理 C.分子・細胞生物学 D.増殖・進展機構 E.腹腔内環境 F.免疫系の関与 G.子宮内膜症合併不妊症の病態 3.症状 4.診断A.問診,内診,超音波断層法 B.CT,MRI C.腫瘍マーカー D.腹腔鏡検査 5.治療 A.治療方針 B.手術療法 1.保存手術 2.腹腔鏡下手術 3.根治手術 C.薬物療法 1.GnRH作動薬療法 2.ダナゾール療法 3.偽妊娠療法 D.卵巣チョコレート嚢胞の取り扱い E.長期フォローアップ F.子宮内膜症合併不妊症の治療 6.子宮内膜症と環境因子 ■子宮腺筋症1.定義,概念 2.病理 3.症状 4.診断 5.治療
内容説明
トータルケアをめざす新時代のエンサイクロペディア。
目次
子宮内膜症(定義、概念;病態;症状;診断 ほか)
子宮腺筋症(定義、概念;病理;症状;診断 ほか)