出版社内容情報
《内容》 特発性間質性肺炎（IIPs）の診断と治療に関する手引書．呼吸器内科学，放射線診断学，呼吸器病理学の各領域の専門家が，その診断と治療を詳しく解説．IIPsの50％を占める特発性肺線維症についてはとくに詳述し，その他のNSIP，AIP，COP，DIP，RB-ILD，LIPについてもその疾患概念，臨床像，画像所見，病理所見，治療法を解説した．
《目次》
【主要目次】
１．びまん性肺疾患と特発性間質性肺炎
２．診断の進め方
１ 診断のフローチャート
２ 臨床像
３ 一般検査
1）胸部単純X線写真
2）高分解能CT（HRCT）
3）血液検査
4）呼吸機能検査および血液ガス分析
４ 特殊検査
1）気管支肺胞洗浄（BAL）
2）経気管支肺生検（TBLB）
3）外科的肺生検（SLB）
５ 間質性肺炎の病理組織総論
1）間質性肺炎総論
2）病理組織学的鑑別診断の要点
６ 鑑別診断
1）膠原病および関連疾患
2）職業・環境性肺疾患
3）薬剤性肺炎
4）慢性および急性好酸球性肺炎
5）感染症
6）その他
３．治療総論
１ 日常の生活管理
２ 薬物療法
1）ステロイド
2）免疫抑制薬
3）抗線維化薬
4）その他の薬物療法
３ 在宅酸素療法とリハビリテーション
４ 肺移植
1）脳死肺移植の適応
2）生体部分肺移植の適応
５ 合併症の対策とその管理
1）肺癌
2）急性増悪
3）気胸，気縦隔
4）呼吸不全，肺高血圧，右心不全
5）感染症
４．IIPs各疾患の概念と診断・治療
1-A 特発性肺線維症（IPF）
1）疾患概念
2）IPFの疫学
3）IPFの危険因子
4）臨床症状
5）臨床検査と血液検査
6）画像所見
7）呼吸機能検査
8）気管支肺胞洗浄
9）病理
10）治療
1-B 特発性肺線維症（IPF）の急性増悪
1）概念
2）臨床診断基準
3）誘因の評価
4）臨床像と検査所見
5）画像所見
6）急性増悪の病理
7）外科的肺生検（SLB）のリスクと注意事項
8）急性増悪の治療
9）急性増悪の予後
２ 非特異性間質性肺炎（NSIP）
３ 急性間質性肺炎（AIP）
４ 特発性器質化肺炎（COP）（特発性閉塞性細気管支炎・器質化肺炎：idiopathic BOOP）
５ 剥離性間質性肺炎（DIP）
６ 呼吸細気管支炎を伴う間質性肺疾患（RB-ILD）
７ リンパ球性間質性肺炎（LIP）
