出版社内容情報
《内容》 今日,最も新しい研究テーマ「分子血液学」を本全書の別巻として収録.分子生物学的手法による造血腫瘍の発症メカニズム解析,遺伝子診断,遺伝子工学による造血因子の臨床応用から遺伝子導入による治療の試みまでを展望し解説.
目次
序論
造血因子(CSF;エリスロポエチン;インターロイキン;造血因子レセプター)
凝固線溶系(凝固因子と抗凝固因子;線溶系因子)
遺伝性血液疾患の分子生物学(サラセミア;赤血球酵素異常症;異常ヘモグロビン血症;血友病A・B;フォンビルブランド病;血小板異常症(蛋白異常症を含む))
造血器腫瘍の分子生物学(癌遺伝子の系統と機能;活性化癌遺伝子の検索法;癌遺伝子と血液疾患;ATLの分子生物学)
血液疾患の治療と分子生物学(レコンビナント製剤の治療への応用;骨髄移殖における分子生物学;薬剤耐性の分子機構;遺伝子治療の現状と展望)