内容説明
近代医学の最も重要な事件―「細菌の発見」。顕微鏡観察から細菌学の確立に至る200年の「前史」、公衆衛生への適用をめぐる150年の「正史」を、人間の心性から都市計画まで視野に収め論じる野心的大著。
目次
第1篇 細菌の征服(微生物学の前史(一六七四‐一八五五)
パストゥール革命(一八五五‐一八七九)
微生物学の飛躍(一八八〇‐一九二〇))
第2篇 細菌汚染との闘い(水の呪い;きれいな空気を求めての闘い;細菌の媒体)
エピローグ 新しい問題か、永遠の問題か?
著者等紹介
ダルモン,ピエール[ダルモン,ピエール][Darmon,Pierre]
1939年生。現在、フランスの国立科学研究センター(CNRS)主任研究員(1992年~)。専門は、医学・医療の歴史、及び犯罪人類学の歴史
寺田光徳[テラダミツノリ]
1947年生。大阪市立大学大学院文学研究科博士課程単位修得退学。熊本大学文学部教授。専門は19世紀フランス文学
田川光照[タガワミツテル]
1950年生。名古屋大学文学研究科博士課程後期課程中退。愛知大学経営学部教授。専門は18世紀フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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