内容説明
江戸時代、南蛮・紅毛船がもたらした西洋の医学と薬は、日本人を驚嘆せしめた。洋薬の歴史と文化を詳細に綴る。
目次
ヨモギ
オトギリソウ
聖ヨハネの血とエンジ虫
石の油・土の油
石薬など
長崎出島蘭館医が教えた薬草
テレメンティコ
ルザラシと癒瘡木
シナの根とサルサ根
竜涎香と鯨精
ビリリ
ベルリン青(紺青)
大槻玄沢とジャガイモ
海椰子(ウミヤシ)
大槻玄沢と広東人参
カンタリスと芫青
高野長英と洋方売薬
京都おらんだ宿の売薬
幕府推奨コレラ薬芳香散
『遠西名物考』の薬物
『舶来諸産解説七拾条』