出版社内容情報
《内容》 人工臓器、臓器移植に続く新たな医療として期待される再生医療。すでに臨床応用されている物も多くあります。幹細胞システムも次第に解明されてきました。再生医療はどこまで進んでいるのか？今後の展望も含めて初学者にもわかりやすく解説しました。
内容説明
幹細胞や、増殖因子・分化誘導因子の解明、発生医学の進展などに伴って、再生医学研究は急速に進み、今まさに再生医療へと動き出そうしている。これまで不可能と思われてきた神経組織、心臓などの再生も現実的なものとなり、治療困難であった疾患に新たな治療の道が拓けた。夢の実現へと弾む注目の医療の、躍進の背景から臨床応用へのステップまでがわかる一冊。
目次
第１章 再生医学とは？（失われた組織・臓器の回復をめざして；再生医学へのチャレンジ）
第２章 再生医学を実現するために（再生医学を支える三つの原動力；第一の原動力―細胞生物学の進歩 ほか）
第３章 再生医学から再生医療へ（再生医学のストラテジー；再生医学実現の最大の武器―幹細胞 ほか）
第４章 再生医学のこれから（皮膚の再生医学；骨・軟骨の再生医学 ほか）
著者等紹介
小島至［コジマイタル］
１９７６年東京大学医学部医学科卒業、２年間の臨床研修を経て’７８年東京大学第一内科医員、’８０年同第四内科助手、’８２～’８５年米国エール大学（Ｄｅｐａｒｔｍｅｎｔ ｏｆ Ｃｅｌｌ Ｂｉｏｌｏｇｙ＆Ｉｎｔｅｒｎａｌ Ｍｅｄｉｃｉｎｅ：Ｐｒｏｆ．Ｈｏｗａｒｄ Ｒａｓｍｕｓｓｅｎ）へ留学。ホルモンの作用機構、特にカルシウム受容系の研究を行った。’８９年東京大学保健センター講師、’９０年群馬大学生体調節研究所教授。現在、ホルモン、増殖因子・分化誘導因子の作用・作用機構を研究している。再生医学にも興味をもち、肝臓・膵臓・腎臓など実質臓器の再生の研究を行っている
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