内容説明
どうしたら上手く覚えられる?やる気を出すにはどうする?―勉強に悩みはつきもの。人間の記憶のしくみや、ものごとを理解するときの知識の使われ方などを、教育心理学者がわかりやすく解説。
目次
1 どうすればよく覚えられるか(一度に思い浮かべられる量を測る―メモリースパン;「くり返し」の効果と限界―記憶の貯蔵庫モデル ほか)
2 知識はどうとりこまれ、使われるか(情報をとりこむ―上からと下からと;言語から命題的表現へ ほか)
3 いかにして問題を解くか(問題理解と解法探索―数学文章題を例に;文章理解も問題解決―英文解釈を例に ほか)
4 やる気の出るとき、出ないとき(外からのやる気、内からのやる気―内発と外発;なんで勉強するの?―学習動機の2要因モデル ほか)
高校生との質疑応答(スキーマを意識的に言語化する;経験を一般化して表現する―レポートの大切さ ほか)
著者等紹介
市川伸一[イチカワシンイチ]
1953年生まれ。1980年東京大学大学院博士課程中退(心理学専攻)。埼玉大学助教授、東京工業大学助教授を経て、東京大学大学院教育学研究科教育心理学コース教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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