出版社内容情報
好評を博した『エピソード記述入門』の待望の続編。より生きた保育、心理、療育の研究=実践のために。
エピソードを読むことは書くことに通じる.その記述こそが実践の分かちがたい一部であるようなエピソード記述の初歩を手ほどきする『エピソード記述入門』待望の続編.保育,心理などの現場に関わる人が,エピソード記述を介してより深い実践と研究に至るまでの道のりを,愛着や間主観性、障碍の問題などから解説する.
第1章 保育の現場とエピソード記述
第2章 エピソード記述から読み手に何が読み取れるか
第3章 エピソード記述からみた愛着・甘えの問題:関係発達論からのアタッチメント研究批判
第4章 間主観的現象の理解とエピソード記述:人が人をわかるということをいかに記述するか
第5章 エピソード記述のこれから:インタビュー研究と事例研究に向けて
【著者紹介】
鯨岡 峻:中京大学心理学部教授/京都大学名誉教授
内容説明
エピソード記述を読むことは書くことに通じる。真に現場に生きる実践と研究のために『エピソード記述入門』待望の続編。
目次
第1章 保育の現場とエピソード記述(保育の場への還帰;保育者がエピソードを書きたいと思うとき ほか)
第2章 エピソード記述から読み手に何が読み取れるか(読み手はエピソード記述をどのように読むか;人の生きざまが及ぼすインパクト ほか)
第3章 エピソード記述からみた愛着・甘えの問題―関係発達論からのアタッチメント研究批判(愛着対象の問題への私自身のアプローチ;ボウルビイのアタッチメント理論と愛着の類型研究 ほか)
第4章 間主観的現象の理解とエピソード記述―人が人をわかるということを如何に記述するか(間主観性という用語を巡って;間主観的現象とは何か ほか)
第5章 エピソード記述のこれから―インタビュー研究と事例研究に向けて(これまでを振り返って;固有性という観点からインタビュー研究の問題を考える ほか)
著者等紹介
鯨岡峻[クジラオカタカシ]
1943年生まれ、京都大学大学院文学研究科修士課程修了、京都大学博士(文学)。京都大学名誉教授、中京大学心理学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。