感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きじとら
3
以前読んだ『死の博学事典』における「生物学的な死」の捉え方が面白く、もっと知りたいなと思って手に取りました。図や写真が多く掲載され、各テーマごとに研究者へのインタビューも挟まれ読みやすかったです。特に興味を魅かれたのが、2章で紹介されたシュレディンガー考案の「生命の二つの条件」、5章の「死は進化によって獲得された機能である」、6章で語られた「ウィルスは生物と非生物の中間の存在」という話題でした。特に6章は衝撃的で、ウィルスのイメージが一変。人間って何だろうということに、思いを馳せる読書でもありました。2012/09/03
Ken Sugawara
1
生物の個体としての死の解釈に納得した。死ぬことも進化の産物なのだそうだ。ということは、”死ぬ”個体が進化上、”生き残った”??から、現在、優勢な種として繁栄しているのか。なぜ、生物は生きているのか疑問がさらに深まる。科学ではなく哲学的な解釈も必要か。2013/05/25
しろきいろ
0
図書館。斜め読み。生命が生まれては消えるのは宇宙の日常茶飯事なのですね。地球でこんなに長く生命が繁栄しているのが奇跡なのだと。おもしろい!2015/12/05