内容説明
麻酔を用いた手術、抗生物質による治療―。現代ではあたりまえの治療方法が生まれたのは、わずか100年ほど前のことです。それまで、人々はどのようにけがや病気を治療してきたのでしょうか。医学は、細菌説からワクチン接種、ペニシリンの発見など、偉大な先駆者たちのブレイクスルー(大発見)によって発展してきました。本書は、そのような先駆者たちにスポットライトを当て、先史時代の原始的な治療法から現代の先端医療に至るまで、医学が発展してきた歴史を紹介した一冊です。感染症や麻酔など、医学を17のテーマに分け、写真と年表を用いてわかりやすく解説します。
目次
医学のめばえ
公衆衛生
瘴気
皮膚の奥
病気の種
細菌説
証拠探し
感染との戦い
ワクチン
痛みの克服
抗生物質
体内を探る
生命の誕生
メンタルヘルス
移植手術
遺伝子医学
医療テクノロジー
著者等紹介
スネッデン,ロバート[スネッデン,ロバート] [Snedden,Robert]
編集者兼作家として30年以上、出版活動に従事。医療倫理、工学、古代文明の技術など、多様なテーマをあつかっている
高田龍平[タカダタッペイ]
東京大学医学部附属病院薬剤部講師、第一副部長。博士(薬学)。1976年、東京都生まれ、静岡市育ち。専門は医療薬科学。東京大学薬学部卒業。生活習慣病関連物質の輸送体タンパク質による体内動態制御の研究を行っている
竹藪理恵子[タケヤブリエコ]
1961年、北海道生まれ。神戸市外国語大学(ロシア学科)卒。貿易商社、船舶代理店などで貿易事務に従事した後、1997年より翻訳家となり、さまざまな分野の翻訳に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。