内容説明
フリーターとなった若者の実態や、その職業キャリア形成の課題を調査によって詳細に把握し、「典型キャリア」への移行実現の道筋を検討する。
目次
初期職業キャリアの研究
第1部 初期キャリアの変化(学卒労働市場の縮小とフリーターの増加―1990年代の学校から職業への移行の変化;働いていない若者の実態―2000年代前半の新たな課題)
第2部 キャリア変化がもたらす課題(フリーター経由のキャリアの課題―年長フリーターに注目して;フリーター・ニートの増加と格差の拡大;フリーター・非典型雇用者の職業能力形成の課題)
第3部 非典型キャリアからの可能性(非典型雇用から正社員への移行の課題;典型雇用者の能力開発・正社員登用に取り組む企業の特徴とその限界;高卒就職の変化と課題―ハローワークの役割;非典型キャリアからの出発のために)
著者等紹介
小杉礼子[コスギレイコ]
1952年神奈川県に生まれる。1975年東京大学文学部社会学科卒業。現在、独立行政法人労働政策研究・研修機構統括研究員。博士(教育学、名古屋大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。