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内容説明
なぜ、危険な場所に飛び込んでいけるのか。その精神力はどうすれば身につくのか。そして、消防の原発事故対応とは、いかなるものだったのか―優柔不断ないまの日本に求められるリーダーの姿が、ここにある。
目次
第1章 消防の姿
第2章 新人消防士(23歳・消防士)
第3章 仕事のスキル(24歳・消防士長)
第4章 逃げない心(26歳・消防司令補)
第5章 可愛い子には旅を(28歳・消防司令補)
第6章 命の鉋がけ(34歳・消防司令)
第7章 明日への備え(39歳・消防司令)
第8章 管理職として(44歳・消防司令長以後)
第9章 東日本大震災への対応
第10章 燃料棒冷却作戦
第11章 安全、安心な社会へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
k5b81998
2
東京消防庁ハイパーレスキューと福島原発事故の話。彼が震災時にたまたまその職にいたのではなく、やるべき人が、やるべき時代に、なるべくしてその職に就いていたのはまさに天命と言える。回顧録風味の味付けなので、余計にそんな感じがした。現場の懸命な姿に打たれた。2016/06/28
kit45104
1
福島原発事故で現場指揮を執った著者の回顧録。下積みの消防官から幾多の役職(失敗も)を経て、定年間際に遭ったのが原発事故だった。いかに安全を確保し、いかに決断し、いかに責任を取るかをぎりぎりまで考えながらの指揮行動に胸が打たれる。あのとき、こういう人たちがいたから原発事故はあれ以上の被害をくい止めたのだと思うと、まさに奇跡であり紙一重だったのだと思わずにはいられない。2016/07/27
くまくま
1
成功よりも失敗から学んで決断力をみにつけた著者に称賛2012/12/06
Ayumi Katsukura
0
2011年、TEDxSeedsカンファレンスにもご登壇いただいた佐藤康雄さんの著書。 今年の春から消防の仲間入りをした従兄弟はもちろん、年代を問わず多くの皆さんに読んでほしい1冊です。 この機会に、TEDxSeedsの動画もぜひご覧ください! http://www.youtube.com/watch?v=DImGwfOrvd8&feature=youtube_gdata_player (PV数、まもなく50,000です)2012/09/22
いのけん
0
リーダーシップ論。 非常に参考となった。2012/09/15