出版社内容情報
緩和ケアに携わる身でありながら、萩原健一さんの命を奪ったのと同じ希少がんを患った医師、大橋洋平さん。初めて「患者として」実感した苦しみや気付きを朝日新聞に投稿し、大反響を呼んだ。消化液の逆流で一晩中椅子に座って眠ることを余儀なくされる地獄の日々。スプーン1杯しか食べられず、100キロあった体重が40キロ減って愛妻に当たってしまったこと……過酷な闘病と医学書には決して出てこない患者の真実を、得がたいユーモアを交えて明かす書き下ろし手記。
内容説明
あきらめる、そして頑張る。最後まで自由に「患者風」吹かせて…感動の手記。
目次
第1章 発病(黒い出血;前日夕方の、かつてないけだるさ ほか)
第2章 緩和ケア医を目指すまで(医師生活30周年の大病;信じられなかった「医学部合格」 ほか)
第3章 闘病(みぞおち、喉へと逆流する消化液~横になって眠れない!;病理検査で判明した「腫瘍細胞分裂像数181」 ほか)
第4章 転移(2019年4月8日(月曜)
第2ラウンドのゴングが鳴る ほか)
第5章 「患者風」吹かせて―これだけは言いたい!12のこと(手放す終活のススメ;「人間好き」こそ医者の条件 ほか)
妻から夫へ―生きてくれて、ありがとう。
著者等紹介
大橋洋平[オオハシヨウヘイ]
1963年、三重県生まれ。三重大学医学部卒業後、総合病院の内科医を経て、2003年、大阪市の淀川キリスト教病院で1年間、ホスピス研修。翌04年より愛知県のJA厚生連海南病院・緩和ケア病棟に勤務。08年よりNPO法人「対人援助・スピリチュアルケア研究会」の村田久行先生に師事し、13年度から18年度まで同会・講師。医師生活30周年の18年6月、稀少がん「消化管間質腫瘍」(ジスト)が発見されて手術。抗がん剤治療を続けながら仕事復帰し、自身の経験を発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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