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内容説明
血液中を循環する細胞群や血清中のタンパク質の構造や機能の解明を主体に発展してきた免疫学は、近年、粘膜や皮膚といった体表面に存在する防御システムについても研究が進み、医学・医療の様々な領域を総括する学問として注目されている。本書は、全体を4つのユニットに分け、それぞれのユニットを有機的に繋げることで、複雑な免疫システムをわかりやすく解説している。また、免疫システムと具体的な病態との関連についても、個々の疾病の事例を挙げて示している。
目次
1 存在するということ:自己および自己/非自己を認識するという概念(自己認識の必要性;抗原とレセプター)
2 自然免疫系(感染に対するバリア;自然免疫系を構成する細胞群 ほか)
3 獲得免疫系(獲得免疫に関与する分子;細胞と臓器 ほか)
4 臨床面からみた免疫(健康の維持:自然免疫と獲得免疫による健康管理;過敏反応 ほか)