その島のひとたちは、ひとの話をきかない―精神科医、「自殺希少地域」を行く

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その島のひとたちは、ひとの話をきかない―精神科医、「自殺希少地域」を行く

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  • サイズ B6判/ページ数 193p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791769315
  • NDC分類 368.3
  • Cコード C0011

出版社内容情報



森川すいめい[モリカワスイメイ]

内容説明

「今、即、助ける」「できることは助ける。できないことは相談する」数々の支援活動で注目をあびる精神科医が、生きやすさのヒントを探す旅に出る。

目次

序章 支援の現場で
第1章 助かるまで助ける
第2章 組織で助ける
第3章 違う意見、同じ方向
第4章 生きやすさのさまざまな工夫
第5章 助けっぱなし、助けられっぱなし
第6章 ありのままを受け入れる
終章 対話する力

著者等紹介

森川すいめい[モリカワスイメイ]
1973年生まれ。精神科医。鍼灸師。現在、医療法人社団翠会みどりの杜クリニック院長。阪神淡路大震災時に支援活動を行う。また、NPO法人「TENOHASI(てのはし)」理事、認定NPO法人「世界の医療団」理事、同法人「東京プロジェクト」代表医師などを務め、ホームレス支援や東日本大震災被災地支援の活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

修一朗

118
受け持っている患者さんに自殺されてしまうというリスクを常に抱えている精神科医にとって,自殺が少ない地域が存在するという研究成果はそりゃぁ興味をそそられると思う。筆者はその場所に実際に行って自分で見てみたからこそ言葉に説得力があるのだ。読んで,深く納得した。「留守でもおすそ分けの魚を置いていく」「助けましょうかとは言わない」「困っている人が見えなくなる特殊学校や介護施設には否定的」「即座に助ける」… 自殺が少ない地域は,文字通り人に生きずらいとは思わせない地域だ。2017/06/19

けんとまん1007

103
示唆に富んだ1冊。住民のお互いの関係によって、こんなにも違うのかと感じた。いい意味で、自分を持っていること、いい意味でお節介であることなど。関わることを厭わず、でも、無理をしない。できない場合は、他の人につなぐこと。なるほどと思う。そして、自分を出すこと。2017/08/28

ネギっ子gen

99
精神科医が、日本の「自殺希少地域」(自殺で亡くなる人が少ない地域)に行き、1週間前後宿泊した時の記録。<「自分がどうしたいのか」それだけである。それだけでいい。「この島のひとたちは、ひとの話をきかない」と、外の島からきた若者は言ったのだが、それは、この島の本質と思われた。対話をしていくこと。ただ対話をしていくこと。相手を変えようとしない行動。しかし、結果として何かは変わるかもしれない。ただ対話をする。変えられるのは自分だけである>。著者同様に、「なるようにしかならない」という言葉に、大きな意味を感じた。⇒2021/05/21

Miyoshi Hirotaka

88
心の病が引き起こす最悪の結末は自殺。自殺はどこにでもあるが、他地域と比べて少ない「自殺希少地域」に共通する原理原則を現地の人とのふれあいを通じて推測したフィールドワーク。それは、即時に助ける、人の関係は疎で多、意思決定は現場で行う、責任を取ることの敷居が低い、解決するまで関わる、不確かさに耐える、対話で自分を変える、である。これらの町村も人口減少の変化の例外ではない。しかし、何らかの理由で「ひとの話をきかない」ような個の強さを身につけて維持した。そのため、できる範囲で人を助ける行動が即座にとれるのだろう。2018/01/27

naoっぴ

85
「生き心地の良い町」が良本だったのでその関連本も読んでみた。こちらは精神科医による自殺稀少地域への旅と考察。心を病むことはどんな場所でも起こりうるけれど、それに対しての対応がなによりも大事だということを強く感じた。家族、役所の人々、近所の普通の人たちの対応がこれらの地域はどう違うのか。これは自分の家族への接し方やこれから介護する側になったときのために、とても参考になる内容でした。助け合いよりも助けっぱなし助けられっぱなしでいいこと、孤独を感じないということは生き抜くための大きな力になるのですね。2017/10/11

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