内容説明
「免疫はいかにして私達の体を病気から護るか」驚くほど巧妙な免疫の世界を最新の情報を踏まえてわかりやすく解き明かす、真の免疫学入門書。
目次
からだにおける免疫の役割
免疫ができるとは
抗体とは
サイトカインとは
リンパ球の種類とそのはたらき
病原微生物から身を護るしくみ
予防接種
免疫反応のブレーキ役
移植拒絶反応・輸血反応
がんを抑える免疫
アレルギー:困った反応
自分には免疫反応を起こさないしくみ:免疫トレランス
自己免疫病
免疫不全症
著者等紹介
矢田純一[ヤタジュンイチ]
1934年東京に生まれる。1959年東京大学医学部卒。東京医科歯科大学名誉教授。専攻は小児科学、免疫学。医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひろしくん
1
イラストも入れてくれて分かりやすく書かれています。と言ってもなかなか難しいですね。何度も読み返しています。2020/04/06
0
免疫について。初学者に分かり易い解説。多分医学としての免疫学の書物はかなり生化学などのバックグラウンドを必要とするのではないか。しかしこの本は、細胞やその分化程度の知識があれば大丈夫そうだ。一部後で詳しく触れる部分があるが致し方なし。免疫疾患までの簡単な知識がついてよかった。免疫は、一読すると何でこれで生きていられるんだ?とも思うんだが、しかし長年の進化で獲得した(遺伝的アルゴリズムとしての局所最適解とはいえ)とても良くできたシステムと思う(そうでない個体は潰えたか)。2017/05/29