世界の果てのありえない場所―本当に行ける幻想エリアマップ

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  • サイズ B5判/ページ数 224p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784863133778
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0039

出版社内容情報

忘れられてしまった都市、災害で打ち捨てられた村、遺棄された工場、軍事施設、鉄道などを、印象的な写真と簡潔な文章で紹介する。

内容説明

航空機や映像技術の進歩で、世界はどこに行っても代わり映えせず死ぬほど退屈になった、という人がいる。そうした意見を覆すのが本書の使命だ。あらゆるものがデジタル情報になってしまった現代、私たちは「打ち捨てられ、長い間気付かれることもなく朽ち果ててしまったもの」に激しく心を揺さぶられる。デトロイトやセントルイスの雑草に覆われた工場や、朽ちかけた邸宅の写真が『インスタグラム』に溢れ返っているのは、光の当たらない埋もれたままの存在を求めて止まない現代人の欲求の証なのだ。本書は、私たちの想像を超えた場所、奇妙な景観、誰も行かない辺境の地などを取りそろえ、この世にありえそうもないと考える理由を、地図と写真を添えて解説した。どの場所からも語りかけてくる物語がある。私たちは今どこにいて、どこに向かおうとしているのか。それを知るために歴史と地図を紐解き、この物語を読み解いていく必要がある。

目次

夢の創造物
廃墟となった場所
風変わりな建造物
隔絶された世界
この世とあの世の間
地下の世界

著者等紹介

エルボラフ,トラビス[エルボラフ,トラビス] [Elborough,Travis]
作家、文明評論家で、「オブザーバー」紙や「ガーディアン」紙の定期寄稿者。英国の有力紙誌、BBCラジオなどで活躍中。1971年生まれ

ホースフィールド,アラン[ホースフィールド,アラン] [Horsfield,Alan]
地図作家。英国陸地測量部でキャリアをスタートさせ、以来30年間に数多くの出版物に地図作品を提供してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nuit@積読消化中

91
なんだか期待と違って写真が少ないところが残念。とはいえ、現実逃避&隔絶された世界への旅を考えるならもってこいの指南書です!個人的には、英国SF風スパイドラマ 『プリズナーNo.6』のロケ地ポートメイリオンや、P・G・ウッドハウスも訪れたハーストキャッスル、世界一幽霊が出ると噂の狂気の島ポベーリア島、コナンドイル『失われた世界』のモデルとなったロライマ山、幽霊でいっぱいのアイルランドレップ城などが興味深く読めました。2017/09/23

かりさ

63
未踏の地に思いを馳せる時の想像力は果てしなく豊かに溢れて、その時間たるやもうたまらなく至福のときであります。想像をはるかに超えた風景、辺境の地に脈々と紡がれてきた歴史…読み応えのある紹介文、怪しさをさらに醸し出す写真はモノクロなのがとても素晴らしい。文章で想像を膨らませ、写真でさらにその知識を豊かにしてくれる。興味を持った場所をまたさらに掘り下げてみるのも楽しいかもしれない。地図に確かに存在する未知なる場所、そこで生まれる物語はどんな小説よりもきっとわくわくさせてくれるのかもしれません。2018/07/28

宇宙猫

31
挫折。写真集かと思ったら地図だった。良く見たら「ATLAS」だもんね。しかも”世界の果て”とか”ありえない”とかタイトルが大げさすぎ。もっと違うものを期待したよ。2017/07/22

Cinejazz

24
本書『世界の果てのありえない場所』は、想像を超えた場所、奇妙な景観、誰も行かない辺境の地など、あり得そうもないと考えられる理由を、地図と写真を添えて解説された51のエリアの隠れた物語。 政治的、軍事的理由から人間が造り上げた構造物は、最初からあり得ない状況だった訳でなく、存在理由が失われ過去の遺物の物悲しさを感じる。 旧ソ連の閉鎖都市(ロシア・ジェレズノゴルスク)、廃墟の炭鉱島(長崎・軍艦島)、ナチスの虐殺で廃墟となった村(仏・リム-ザン)、青木ヶ原(富士山)など、無残な光景の殺伐さが堪える。2023/01/17

チャッピー

23
世界51ヶ所の打ち捨てられたような場所。廃墟・風変わりな建物・隔絶された島・地下の世界など。戦争で廃墟になった村をそのまま保存しているフランスのオラドゥール=シュル=グラヌが印象的だった。写真は全てモノクロだが、やけに詳細な大きな地図と詳しい説明があり、想像力がかきたてられる。2019/06/11

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