出版社内容情報
忘れられてしまった都市、災害で打ち捨てられた村、遺棄された工場、軍事施設、鉄道などを、印象的な写真と簡潔な文章で紹介する。
内容説明
航空機や映像技術の進歩で、世界はどこに行っても代わり映えせず死ぬほど退屈になった、という人がいる。そうした意見を覆すのが本書の使命だ。あらゆるものがデジタル情報になってしまった現代、私たちは「打ち捨てられ、長い間気付かれることもなく朽ち果ててしまったもの」に激しく心を揺さぶられる。デトロイトやセントルイスの雑草に覆われた工場や、朽ちかけた邸宅の写真が『インスタグラム』に溢れ返っているのは、光の当たらない埋もれたままの存在を求めて止まない現代人の欲求の証なのだ。本書は、私たちの想像を超えた場所、奇妙な景観、誰も行かない辺境の地などを取りそろえ、この世にありえそうもないと考える理由を、地図と写真を添えて解説した。どの場所からも語りかけてくる物語がある。私たちは今どこにいて、どこに向かおうとしているのか。それを知るために歴史と地図を紐解き、この物語を読み解いていく必要がある。
目次
夢の創造物
廃墟となった場所
風変わりな建造物
隔絶された世界
この世とあの世の間
地下の世界
著者等紹介
エルボラフ,トラビス[エルボラフ,トラビス] [Elborough,Travis]
作家、文明評論家で、「オブザーバー」紙や「ガーディアン」紙の定期寄稿者。英国の有力紙誌、BBCラジオなどで活躍中。1971年生まれ
ホースフィールド,アラン[ホースフィールド,アラン] [Horsfield,Alan]
地図作家。英国陸地測量部でキャリアをスタートさせ、以来30年間に数多くの出版物に地図作品を提供してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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