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「小さな小さなひと粒の種籾から、こうして、数千粒のお米ができた。生まれて初めて自分で作ったお米。そのご飯を口にした瞬間、人生の中で、何かがことんと音を立てて動いた。泣けるほどうまいご飯。豊かな命の味を、おれは、食べてもらいたい。ばあちゃんに。つぼみに。志乃さんに。田端さんに。純平に。社長に、池本さんに。村の人たちに。そして__そして。誰よりも、おれの母ちゃんに。」(p.400)
ひきこもりの主人公、麻生人生は母が家出したことをきっかけに、祖母マーサばあちゃんのいる蓼科を訪れる。腹違いの妹つぼみと出会い、マーサばあちゃんの「自然の田んぼ」を守るめ、米作りをはじめる。
田んぼを守り米を作り続けることは本当に難しいことである。私の曽祖父は数年前まで米作りをしていたが、体と機械の不調で続けられなくなり、田んぼは近所の人へ渡った。親族が後を継げればよかったのだが、そんな簡単な話ではない。人生とつぼみは、とんでもなく勇気のある決断をしたのだ。
「自然の田んぼ」は、大きな自然の力と、作業に協力してくれる人々のやさしさで成り立つ。そのやさしさが人生と田んぼを支え、人生も田んぼも大きく成長する。少し心が疲れていると感じたら、是非この本を読んでほしい。この物語に登場する人物はみんなやさしくt<グゥゥゥゥ… お米のことを考えていたらお腹が空いたのでここまでとしよう。
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