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この本は主に日本の古都京都を題材にしており、京都で起きる様々な依頼を見習い鑑定士で、ホームズと呼ばれている。家頭清貴が謎を解くというストーリーになっています。作者の望月麻衣さんはもともと北海道出身で現在は京都に住んでおり、京都を題材にした小説を何冊か発行しており、どの作品も実際に京都に住んでいるからこそ伝えられる魅力的な作品ばかりです。 舞台は京都寺町三条の蔵というアンティークショップに訪れた女子高生を主軸に進んでいきます。そこのオーナーの孫の家頭清貴は、ホームズと呼ばれており本人は苗字が家頭だからと否定するが、アーサーコナンドイルの作品に出てくるホームズのように頭の回転が早く女子高生が、蔵に訪れた理由を一目でみぬいてしまします。そんなホームズの最初の物語となっています。 私がこの本に出合ったのはシャーロックホームズが大好きな私が、お店の検索欄で見慣れないホームズのシリーズがあったのがきっかけでした。この物語自体はアーサーコナンドイルのホームズを模して作っている訳ではないのですが、作品自体は芸術と京都、さらに謎の要素まであり、大変楽しめる作品となっております。
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