本書には、多彩な子供たちの言い間違いが数多く掲載されています。
幼い頃、知らないものを目にして「これは何だろう?」と必死に考えていた僕。しかし、大人になって振り返ると、その時の言い間違いには思わず笑ってしまうような面白さがたくさん詰まっています。
その中には、「むしろ日本語の方が悪いんじゃないか?」と思わされるような理にかなった言い間違いもあれば、詩的で奥深いものもあります。
編集者であり言語に詳しい著者は、それぞれの言い間違いに注釈を加え、子供に寄り添いつつ、読者に「この言い間違いは、こんなふうにも捉えられるよね」と新たな視点を提供してくれます。
一つの言い間違いが二つのユーモアを生み出す、そんな魅力的な一冊。ぜひ手に取ってご覧ください!
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